2011年11月3日木曜日

Fuxx The Hype vol.82

Memory of Plastic People at East London


久しぶりの更新となりました。ロンドンはサマータイムが終わり、一段と日が落ちるの早くなりました。皆様いかがおすごしでしょうか?

今回は少しばかり遅くなったのですが、East LondonにあるPlastic Peopleというクラブに行ってきた話を書こうかと思います。

まず10/8にJulio Bashmoreの三時間セットにいって参りました。実はクラブにいくのがその日は遅くて着いたのが0時半頃だったのですが、すでに入場待ちの列が出来ている状態で結局一時間近く待ってようやく入れるみたいな感じになりました。

入場待ちの列に並んでいる時に聞いた話しによると、この箱は地元イーストロンドンっ子にもかなり有名な箱みたいで、すでに箱にお客さんがついてる感じのようです。

ラインナップも常に興味をそそる感じで、Theo Parrish、Floating Pointsはここでレジデントパーティーを持っています。大御所から実力派若手って感じですね。でもこのホットラインはブラックミュージック、ディスコクラシックへの愛情を感じるという点で妙に納得できます。しかしTheoは毎月アメリカからきてるのでしょうか?(笑)

話が若干それましたがJulio Bashmoreへ戻しますと、なんとか中へ入れた時はすでに彼のDJが始まっていて、フロアも良い感じでした。フロアはDJブース以外明かりが一切なく、皆ただひたすら踊っている状況。そんな中で彼はひたすら流麗なハウスを繋いでフロアを揺らしていました。


彼自身の音楽はいわゆるBass Musicなんですが、US dubstep等に代表される重くてばりばりした音ではなく、もっとエレクトロニカよりの非常に美しい仕上がりの曲が多いというその事実のまま、ハウス中心のセットなんだけどJulio Bashmoreを感じるDJでした。

そして10/14はScubaのDJを聴きに再びPlastic Peopleへ。
私がはじめてロンドンで聴いたDJもSucbaだったのですが、この日は以前よりもそのDJの凄まじさ、素晴らしさを感じました。


彼のDJもBass Musicは匂わす程度。本当にここぞという時にかけてフロアをロックする感じです。この日は3時間くらいのロングセットだったのですが、テクノを軸にハウスもかなりプレーしていたと思います。ブース前でみることが出来たCDRには Appleblim & Ramadanman - Void 23 (Carl Craig Re-Edit) あとヴァイナルではSatoshi Tomiie, Frankie knuckles。


彼のDJプレーは本当にDJの真髄というかかっこいい"DJ"というものを改めて確認させてくれたと思います。

旧譜を新しく聴かせるセンス、人を踊らせる音楽をかけるということ、曲をディグするということ。DJのあるべき姿はやはりそこなんだなって。

ここ数年のDJ機器、ネット環境の飛躍的発達で10年前までは確実に日本にもあった"クラブカルチャー”というものは一度確実に公には死んだのだと思います。(いわゆるメインストリームではないところでは未だ確実にそれは存在します。)

何かクラブの大前提が変わった気がしますね。
よく目にするファッションと音楽の融合というのにはこっちの確実に発展を遂げて人々を常に虜にしているものをみているとやはり違和感を感じます。

基本的にファッションが上、音楽が上とかそういうことは明確に定義づけることは出来ないと思いますが、クラブにおいてはやはり"音楽"が第一であってほしいです。

それがあるべき姿なのです。
最高にかっこいい音楽をかけるDJがいて、そのDJがおしゃれな空間を演出するから、高感度な洒落た人が集まる。それに若者が憧れるから、そこにいきたくなる。

私がはじめて体感したクラブというものは間違いなくこうでした。この体験は忘れる事はできません。ネットでUSTをみたり、ネットラジオで聴くMIXはやはりそれではなく、ほんの一部です。データで情報が氾濫している時代だからこそ、現場でしか体験出来ないものを感じてほしいですね。その魅力を伝えるためのツールとしてWeb発の情報ははじめて意味を為すものなんだと思いました。

あとこのPlastic Peopleにはもうひとつ有名な看板イベントがあります。
それは"CDR"というもので、所定の時間までに自分が作った曲をCDRに焼いて提出し、気に入ればDJがかけてくれるというものです。

以前8月にBeat makerシーンで有名なクリエーター、Daisuke Tanabeさんにお会いした時にその存在を教えていただき、私も腕試しに作品を最近のデモ作品を提出してみました。

なかなか異質なパーティーで日曜の夜に行われたんですが、100人程度の男たちのなかに女子5人みたいな感じで、そのうち50人くらいが作品を提出していたそうです。
最初はこっちの大学生くらいが趣味でDTMしていて作った曲を提出するくらいのものだと浅はかにも思っていたので、正直余裕でかけてもらえると思っていたのですが、始まってその提出作品のレベルの高さにびっくりしました。どれも完成度が高くてレベルが高かったです。

その日一番印象的だったのはロンドンで活躍中のミュージシャンKei Suzukiさんのものでした。すごく音の抜けが良かったのが忘れられません。このようにこのパーティーにはプロ、セミプロクラスのミュージシャンがリリース前の曲をクラブのサウンドシステムで試しに聴いてみたいから提出してみるということも多々あるようです。

DJが曲をかけるのは90分くらいの間なので必然的に全曲かからないので、イベント終わりで客は引いていく様はあたかも映画館でエンドロールが流れた瞬間帰りだすみたいな様子でした(笑)。何人かはDJに「なんで俺の曲かけてくれないんだ?」って感じで食って掛かっていました。お国柄ですね。

ちなみに私Lady Citizenのデモをプレーしていただいている時の動画はこちらです。正直かけてもらえて良かったと安堵しました。じゃないとですね。。。。


ただこのデモの改善点もやはり大きい音で聴くとわかったので良かったです。

Plastic People今月もラインナップ面白いです。特にBass Music好きには相当アツい内容。


ロンドンにお越しの際は是非。
http://www.plasticpeople.co.uk/index.html

0 件のコメント:

コメントを投稿